ちょっと脱線
地震の話(地震はどうしておこるの?)


03年5月1日、トルコで大きな地震があり、小学校の寄宿舎が倒壊、とても悲しいことに、中にいた児童100人以上が生き埋めになるなどの大きな被害がでてしまったようです。
21世紀になって科学技術もそれなりに発達しているはずですが、天災により多くの人が犠牲になるなんて、人間もいろんな意味でまだまだ、発展・進化していかなければならないかもしれませんね。

日本でも、1995年1月、兵庫南部大震災(神戸大震災の名称の方が知られているかも)が起こり、大変な被害が出ました。
私の住んでいるH路市も結構揺れましたが、大阪もかなり被害があり、実家の食器棚やピアノが倒れて悲惨だったようです。神戸はもっとむちゃくちゃな状態で、阪神高速は上から落ちてるし、、ビルは倒れているし・・・それに、水が出ないと聞いて、神戸や明石に住んでいる知人にミネラルウォータを買って届けたりしていましたが、売り切れであちこち店を探し回ったりで・・・。それよりも、何の罪のない、普通に暮らしていた、たくさんの人の尊い命が失われたことがとても残念でなりません。

ところで、なぜ地震って起こるのでしょうか。
同じ振動でも楽器の場合・・・例えばバイオリンだと、人が弦を振動させて音を発生させている訳で、見れば誰でもわかりますよね。
地震の場合は、地の精霊がお怒りになって地団駄を踏んでいるのでは決してなく、自然の営みによって起こっているようです。

地球の表面には堅い岩の層(岩盤)があり、これは地球からみると結構薄いんですね。この堅い岩の層は実は一体でなくていくつかに分かれていて、これらがマントルと言われる高温で水飴状の岩(熱くなっているので溶けて流体ぽくなっています)に浮かんでいます。マントルは少しずつ流れていたり(マントル対流)していますから、この影響でその上を浮かんでいる堅い岩の層同士がぶつかっておしくら饅頭しているところもあるようです。でも、この岩も無限大に堅くて強いわけではないので、耐え切れなくなり局部的に崩壊してしまいます。この岩の崩壊した時のエネルギーが、振動となり地表面に伝わって、地震になると言う説があります。

なお、独立行政法人防災科学研究所(公的な機関です)のHPを見ると、いくつかに分かれている岩盤同士でなく、一体の岩盤に力が作用して、岩盤の強度を超えた力が作用した際に破断し、このときの状況がドミノ倒しみたいに地表面に順次伝播していくものだ、と説明しているようです。(上の説とちょっとだけ違ってますが・・・)

うーん、実際に見たわけではないので、また、現象が一つとは限らないので地震の発生のメカニズムもいくつかあるのでしょうか。いずれにしても、地震の力(エネルギー)の源は、地球内部の高温による岩の流れ(対流)であることは間違いないようです。
なお、詳しく知りたい方は、人防災科学研究所のHPを訪ねてみてください。


地球内部のエネルギーを少し分けてもらって、いつか、地球を題材に曲を作ってみようかな・・・。